(台北中央社)台湾鉄路(台鉄)は17日、衛生福利部(保健省)国民健康署と共同で開発した、スモークチキンがメインのヘルシー弁当「茶香燻鶏弁当」の販売を開始した。食材に赤キヌアやコーンなどを取り入れた一方、揚げた豆類や肉類を使わず、熱量を791キロカロリーに抑えた。
ヘルシー弁当は、今年1月に施行された栄養・健康飲食促進法で、健康的な飲食環境の整備に取り組むことが定められたのを受けて開発した。
この日開かれた記者会見で国民健康署の関係者は、市販の弁当の多くには油分や塩分、精製された炭水化物が大量に含まれ、高カロリーの問題があると指摘。また台湾では国民の約8割が野菜や果物の摂取量が不足し、飽和脂肪酸やナトリウムの過剰摂取の恐れがあるとし、ヘルシー弁当は不必要な調味料を減らし、漬物、ソーセージなどの加工肉を使っていないとアピールした。
台鉄によれば、ヘルシー弁当は台北駅や板橋駅(北部・新北市)、桃園駅(同・桃園市)の弁当販売店で1日200食限定。価格は100台湾元(約460円)。