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与那国島望める公園に望遠鏡設置へ 観光交流促進に期待/台湾・宜蘭

2024/08/28 17:34
望遠鏡の設置が計画される宜蘭県の石牌県境公園(同県政府提供)
望遠鏡の設置が計画される宜蘭県の石牌県境公園(同県政府提供)

(宜蘭中央社)北東部・宜蘭県政府は27日、北部・新北市とを結ぶ幹線道路「北宜公路」の沿道にあり、太平洋が望める石牌県境公園に望遠鏡を設置する計画だと発表した。天気が良ければ約111キロ離れた沖縄県与那国島が見えるとし、同島との観光交流を促進したいとしている。

県政府工商旅遊処によれば、公園は新北市との境界にあり、海抜は583メートル。蘭陽平原や亀山島も望める。宜蘭出身の游錫堃(ゆうしゃくこん)前立法院長(国会議長)が宜蘭と与那国島間の観光交流を推進していたことから、昨年6月、同公園など県内3カ所に展望台を設置することを決めたという。

同処は望遠鏡の設置工事などについて、来年9月末までに完成させる予定。県によると、1年間に数回、与那国島が見えるという。

(沈如峰/編集:齊藤啓介)

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