(台北中央社)南部・高雄市選出で与党・民進党の邱志偉、許智傑両立法委員(国会議員)は27日、同市内に岡山という地名があることに言及した上で、同市と日本の岡山を結ぶ直行便の早期就航を呼びかけた。台日友好関係の新たなマイルストーンを打ち立てられると期待を寄せている。
両氏はこの日、台北市の立法院(国会)で記者会見を開いた。邱氏は、高雄―岡山線は新型コロナウイルス流行前を含めても運航されていないと指摘。就航の際には高雄の岡山区長や地元議員などと岡山県知事や議会を訪問するとし、台日双方で持続的な交流を進めると強調。直行便を運航してこそ台日間の友情関係はより密接になると語った。
許氏は直行便が実現すれば必ず新たな話題になるとした他、歴史や名称だけでなく、多くの意義があるとし、直行便の早期実現に期待を示した。
記者会見に同席した台湾の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾(台湾虎航)の関係者は、日本側の空港地上職員や入国審査官が不足しているとしながらも、5~6月に行う関係職員の採用試験の結果が良ければ路線開設に向けた話し合いができる可能性があるとの見方を示した。