(台北、南投中央社)大陸からの強い寒気団の影響により、2日の台湾は全国的に厳しい寒さとなった。中央気象署(気象庁)によると、北部・桃園市の竜潭や亀山で最低気温8.5度を観測。台湾最高峰・玉山では氷の粒が降る「凍雨」が見られたという。
玉山観測所によれば、凍雨が降ったのは午前8時15分から同35分まで。当時の気温は氷点下1度、湿度は94%だった。
中部・南投県と東部・花蓮県にまたがる合歓山では雪を見ようと多くの行楽客が訪れた。現地の職員によると、午前中にはあられ交じりの雨や凍雨が降ったという。
気象署よれば、2日は大陸からの強い寒気団だけでなく、中国華南にある前線の影響を受けて各地で寒くなり、北部や北東部、中部の山地などでは雨が降りやすいという。中部以北の標高3千~3500メートル以上の高山では氷結や霧氷などの現象が見られ、降雪の可能性も排除しないとしている。