(桃園空港中央社)台湾の空の玄関口、桃園国際空港の運営会社は26日、日本の入国審査の一部を出発前に済ませる「プレクリアランス」を2月1日から同29日まで実施すると発表した。函館や仙台など10空港に向かう一部の便の乗客が対象で、日本到着後の審査にかかる時間が短縮される。
台湾は2月8日から同14日まで旧正月(今年は同10日)に伴う連休となり、前後の期間には訪日旅行者の増加が予想される。プレクリアランスの対象となるのは、旭川や函館、秋田、花巻、山形、仙台、福島、新潟、小松、高松に向かうチャイナエアライン(中華航空)、スターラックス(星宇)航空、タイガーエア台湾(台湾虎航)の短期滞在を目的とする乗客約6千人。
日本の入国審査官が桃園空港に派遣され、乗客は出発30分前までに入国審査の一部を済ませれば、日本到着後に本人確認だけで入国できる。プレクリアランスは2005年から09年までと昨年にも実施されていた。