(台北中央社)寒波の影響で台湾北部や中部の一部の学校は23日、交通の安全などを考慮して臨時休校した。影響は24日も続くとみられ、一部学校では24日の休校も決まっている。
台北市内の学校で最も標高が高い場所に位置する湖田実験小学校(標高約650メートル)は23日、積雪の恐れがあり車の通行に危険が生じるとし、教職員の出勤を停止する休業とした。同校ではすでに冬休みが始まっており、当初から授業の予定はなかったという。同市ではこの他1校が23~24日の臨時休校を発表している。
北部・桃園市や新竹県でも一部地域で休業休校などの措置が取られている。中部・台中市の和平区は区内の幼稚園を23日の午後から「低温休暇」とした他、24日は区内全校の臨時休校を決めた。
自然災害による政府機関や学校の休業休校に関する規定では、低温は自然災害の一つに含まれていないものの、その他の自然災害が通学通勤の安全に影響を及ぼす場合などは県長や市長が休業休校を発表できると定められている。
23日の気温は、湖田実験小に近い鞍部観測所で早朝に0.1度を観測。台湾本島の平地では中部・苗栗県の大河で早朝に観測された4.6度が最も低かった。
(編集:田中宏樹)