(台南中央社)米CNNが2日に公表した2024年に訪れるべき世界各地の場所で、南部・台南市が24カ所の一つに選ばれた。ストリートグルメや自然景観などが評価された。同市の黄偉哲(こういてつ)市長は7日、報道資料を通じ、選出を喜んだ。
CNNは同市について、過去2年間にわたってホテルの稼働率が台湾で最も高い都市だと紹介。牛肉湯(牛肉スープ)や蚵仔煎(カキオムレツ)といったストリートグルメが台南ならではの魅力だとした。また景勝地「草山月世界」では別世界のような自然の風景が見られるとした他、塩田越しに望む夕日や彩り豊かな古い寺廟(びょう)なども紹介した。
黄氏は台湾最古の城、安平古堡(ゼーランディア城)建設から400年を迎える年にこのような評価を受けたことは「市民全体で共有できる光栄なこと」だと言及。台南の各界が力を注ぎ、外国人観光客が利用しやすい環境を整えてきたとアピールし、来訪を呼びかけた。
同市は昨年、米旅行誌「ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー」が選出した訪れるべき旅行先30カ所や、旅行予約サイト「ブッキング・ドットコム」が公表した持続可能な滞在先10カ所にも選ばれた。