アプリで読む
ダウンロード

台南開催の台湾ランタン祭り、メイン作品は地元寺廟の竜柱をイメージ 王者の風格表現

2024/01/03 15:45
「2024台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)のメイン作品「竜来台湾」の模型
「2024台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)のメイン作品「竜来台湾」の模型

(台北中央社)交通部観光署(観光庁)は3日、南部・台南市で来月開幕する「2024台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)のメイン作品とミニランタンのデザインを公開した。竜が天を仰ぐデザインのメイン作品は台南の有名寺廟「祀典大天后宮」の竜柱から着想を得た。王者の風格を表現しているという。

同フェスは旧正月(春節)を締めくくる元宵節(旧暦1月15日、今年は2月24日)に合わせて開かれる恒例行事。2001年から各県市が持ち回りで観光署と共同開催している。台南での開催は台南県市合併前の08年以来16年ぶり。台南にある台湾最古の城、安平古堡(ゼーランディア城)建設から今年で400年を迎えるのに合わせて行われる「台南400」事業の一環と位置付け、展示エリアでは400年の歴史を表現する。

メイン作品「竜来台湾」の本体は高さ18メートル。台座を含めると22メートルに達する。干支(えと)の辰(たつ)をテーマにしたミニランタンは、バッグとしても使えるデザインを採用した。竜の口から軽量の小物などを入れられ、竜の胴体に見立てたショルダーベルトで首に掛けたり、斜めがけしたりできる。

台北市内で開かれた記者会見に出席した黄偉哲(こういてつ)台南市長は、今年の見応えの程度は台北で開かれた昨年の同フェスに劣らないとし、過去最高の来場者数を記録できることだろうと自信を見せた。

同フェスは市内の2会場で開催され、安平運河沿岸の「安平会場」は2月3日に、台湾高速鉄道(高鉄)台南駅近隣の「ICC Tainan」(大台南会展中心)とその周辺の「高鉄会場」は同24日にそれぞれ開幕する。両会場とも3月10日まで。

(余暁涵/編集:名切千絵)

> 中国語関連記事
バッグとしても使えるミニランタン
バッグとしても使えるミニランタン
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
172.30.142.82