(台北中央社)中央気象局は29日午後、中度台風(台湾基準)台風2号が台湾に接近しているが速度は非常にゆっくりだとの見解を示した。各地で晴れ、気温は30度以上まで上がる。
台風2号は28日午後、勢力を強度から中度に落とした。気象局の廖経翔予報官によれば、北上するにつれて勢力はさらに弱まっていき、暴風域も狭まるとみられる。陸上台風警報が発令される可能性は低いが、海上警報は29日午後から31日朝にかけて出される見込み。
台風2号は29日午前8時現在、ガランピ東南東660キロの海上にあり、時速14キロで北西に進んでいる。中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル。
速度は徐々に遅くなると予想されている。気象局は、進路を北寄りに変えるタイミングや角度はまだ不確実性が高く台湾への影響の程度も変わる可能性があるとして、最新の動向に注意を払うよう呼びかけている。