(新北中央社)北部・新北市政府衛生局は19日、過去にネズミにかまれた市内在住の男性がハンタウイルスに感染したと発表した。ハンタウイルスの人から人への感染は非常にまれだとしている。
報道資料によると、男性は40歳。4月7日に北部・基隆市の職場で清掃をしていたところ、ネズミにかまれた。すぐに病院で傷口の消毒を受け、破傷風のワクチンを接種した。
5月2日に発熱や悪寒、脱力感、食欲の低下、下痢などの症状が現れて診療所を受診したものの改善せず、その後病院を受診した際に検査を受け、感染が確認された。すでに症状は改善しており、19日の退院を予定している。
同局疾病管制科の王美華科長は中央社の取材に対し、ハンタウイルスの主要な感染経路は、ウイルスを保有するネズミの排せつ物や分泌物で汚染されたちりを吸い込んだり、ネズミにかまれたりすることであり、職場環境の清掃や消毒が感染対策の鍵だと話した。
その上で、体調不良時に診察を受ける場合には、動物、特にネズミとの接触歴について医師に伝えることが、速やかに適切な治療を受けることにつながると述べた。
同局は、政府から市に連絡があった18日には、男性の自宅付近の特別清掃や消毒を行ったと言及。また今回の事例とは別に、ハンタウイルス対策として全市的な消毒や側溝の清掃を実施済みで、現在は2回目の消毒・清掃作業を進めているところだとした。
基隆市衛生局は、男性がネズミにかまれた職場にはすでに捕獲器を設置しており、ネズミが捕まれば検査を行うとした。
衛生福利部(保健省)によれば、国内で感染が確認されたのは今年に入って3例目。感染者数は過去4年間の同期平均と同程度だという。