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台湾、新型コロナの流行ピーク越えたか 疾病管制署「予測より早く収束へ」

2025/06/11 18:14
10日の定例記者会見に出席した疾病管制署の羅一鈞報道官(左)
10日の定例記者会見に出席した疾病管制署の羅一鈞報道官(左)

(台北中央社)衛生福利部(保健省)疾病管制署は10日、台湾で再流行している新型コロナウイルスについて、すでに感染のピークを迎え、流行は当初の予測より早く収束に向かうとの見通しを示した。6月1日から7日までに医療機関の外来・救急診療を受けた人の数は延べ7万182人で、前週よりも9.3%増加したが、その増加幅は大幅に縮小したという。

台湾では今年4月下旬から新型コロナが再流行し始めた。同署は先月下旬、感染のピークは6月末または7月頭に迎え、1週間当たりの受診者は延べ20万人に達する可能性があると予測していた。

同署の羅一鈞(らいっきん)報道官は、端午節(5月31日)前後にマスク着用者が顕著に増加したと語り、感染拡大が緩やかになったことの最大の理由だとした。また端午節以降、学校が期末テスト期間や卒業シーズンとなり、校内、クラブ活動などが減少したことで、10~19歳の受診者数が減り始めたとの見方を示した。

ただ、過去の傾向から、患者数が夏に少なかった場合、秋から冬にかけて増える可能性があるとし、生後6カ月以上でワクチン未接種の人に対し、早期のワクチン接種を呼びかけた。

(曽以寧/編集:齊藤啓介)

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