(桃園空港中央社)16日未明、北部・桃園市の桃園国際空港で台北行きのバスが壁に衝突し、乗員・乗客32人が負傷した。このうち22人が外国人で、日本人4人を含む。全員が医療機関に搬送されたがいずれも軽傷で、すでに退院したという。
事故があったのは、国光客運が運行する桃園空港発台北行きの高速バス。同社によれば、午前1時35分ごろ、桃園空港第1ターミナルのバス乗り場出口付近で、道路脇の壁に衝突した。同社は、ブレーキ不良により、カーブを曲がりきれなかったとみている。運転手に飲酒の形跡はなかったと説明した。
同空港の運営会社は、事故の詳しい原因や責任の所在については警察の調査を待つと説明。事故車両は同3時43分に現場から撤去され、同4時3分に通行が再開された。
負傷した外国人は日本人の他、韓国人11人、ミャンマー人4人、フランス人2人、マレーシア人1人。大半は擦り傷や切り傷だったという。