(台北中央社)教育部(教育省)が主導する「小学校・中学校および高校国際教育交流連盟」は先月19日、静岡県と教育分野での交流・連携強化に向けた覚書を締結した。教育部が今月12日、報道資料で発表した。
同連盟の彭富源(ほうふげん)副会長(教育部国民・就学前教育署署長)が静岡県庁を訪問し、調印式に参加した。静岡県側は県教委の池上重弘教育長らが出席した。
教育部は覚書の目的について、双方の児童生徒や教職員間で友好関係を築き、児童生徒の視野を広げ、異文化理解を深めることにあると説明。姉妹校の締結にもつなげたい考えを示した。
同部によれば、昨年台湾では小・中・高校合わせて241校が、日本の学校と対面で交流を実施し、関わった児童生徒や教職員の数は1万4232人に上る。日本の学校と姉妹校の提携を結んでいる学校は少なくとも290校あり、国別では最多だという。
また静岡県の報道資料では、24年度に同県が受け入れた訪日教育旅行の学校交流は70件で、そのうち台湾の学校との交流が33%を占めているとしている。