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元立法委員を反浸透法違反などで起訴 中国の指示で総統選への介入図る/台湾

2025/02/13 18:02
元立法委員の張顕耀被告(資料)
元立法委員の張顕耀被告(資料)

(高雄中央社)中国からの指示を受けて昨年1月の総統選への介入を図ったとして、南部・高雄市の台湾橋頭地方検察署(地検)は13日、張顕耀元立法委員(国会議員)を反浸透法違反などで起訴したと発表した。講演会や記者会見などを通じて鴻海(ホンハイ)創業者の郭台銘(かくたいめい)氏への支持の拡大を図り、郭氏と野党・民衆党の柯文哲(かぶんてつ)党主席(党首=当時)のペアでの立候補を後押ししたという。

橋頭地検によれば、張被告は2023年6月、中国側の人物からの指示を受け、中国の計画に合わせて当時総統選への出馬の意向を示していた郭氏の支持拡大を図り、野党・国民党の候補者の侯友宜(こうゆうぎ)新北市長に圧力をかけて、公認候補を郭氏に変更させようとした。また、同8月には中国側からの指示と委託を受けてフォーラムを開き、郭氏を宣伝した他、同9月には総統選の見通しに関する資料を郭氏に提供し、郭氏から電子署名を得た上で中国軍や中国の政府上層部に提出するなどしたという。

張被告は2005年から12年まで立法委員を2期7年務めた。当初は親民党所属だったが、1期目の任期中に国民党に移籍した。

(張已亷/編集:名切千絵)

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