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18日開催予定の国家安全保障情勢報告会議、野党2党トップはいずれも欠席表明/台湾

2025/06/17 19:08
17日、それぞれ記者会見を開き、国家安全保障情勢報告会議への不参加を表明する民衆党の黄国昌主席(左)、国民党の朱立倫主席
17日、それぞれ記者会見を開き、国家安全保障情勢報告会議への不参加を表明する民衆党の黄国昌主席(左)、国民党の朱立倫主席

(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統が野党党首を招いて18日に開催予定の国家安全保障情勢報告会議を前に、最大野党・国民党と第2野党・民衆党は17日、党首の欠席を相次いで発表した。総統府の郭雅慧(かくがけい)報道官は同日、会議の実現に向け引き続き努力する考えを示し、「最大の善意を示していく」と述べた。

頼総統は先月20日の就任1年の談話で、同報告を行う方針を表明していた。総統府は16日、同報告の会議を18日に総統府で非公開で行うと発表。実現すれば、頼総統が陸海空3軍の統帥(最高司令官)として、野党党首に対して国家安全保障情勢の報告を行う初の場となる。総統府は、会議には国防、外交、両岸(台湾と中国)、国家安全保障関連の各部門トップも同席するとしていた。同会議を巡り、野党2党の党首が出席するかに注目が集まっていた。

民衆党は17日に声明を出し、「頼政権のいい加減で性急かつ政治的計算に満ちた計らいは遺憾だ」と表明。黄国昌(こうこくしょう)党主席(党首)の欠席を発表した。

国民党は同日、記者会見を開き、同党の要求が総統府側に受け入れられなかったため、会議への不参加を総統府側に伝えたと明らかにした。記者会見に出席した朱立倫(しゅりつりん)党主席は、意思疎通の継続は基本姿勢だとしつつ、望むのは双方向の対話であり、与野党間の対話のプラットフォームの構築を最重要目標にしていくと述べた。

(温貴香、葉素萍、劉冠廷/編集:名切千絵)

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