台湾観光協会と韓国旅行業協会が共催する第38回台韓観光交流会議が19日、韓国・木浦で開催され、台韓双方から約200人が出席した。台湾観光協会は台韓間の相互訪問者数について、今年は延べ300万人を目指すとした上で、将来的には年間延べ500万人にしたいとの意欲を示した。
台湾観光協会の簡余晏会長は、台湾は韓国人旅行者の「癒しの聖地」になっていると指摘。相互訪問者数は92年に延べ45万人、2014年に延べ100万人、18年に延べ200万人を突破したと順調に増加していることに触れ、今年を台韓観光発展の突破の年にしたいと語った。
韓国旅行業協会の李振錫会長は、台韓の人々はいずれも海外旅行が好きで、パスポート取得率も60%以上に達していると台韓の共通点を強調。国内外の市場の動向を素早く見極め、AI(人工知能)など先進的な情報テクノロジーを活用した革新的サービスを積極的に開発し、地域観光のPRと商品開発を強化する必要があると述べた。
台湾観光協会によると、次回の台韓観光交流会議は来年、南部・屏東県で開催されるという。