(新北中央社)北部・新北市の淡水河に架かる淡江大橋の建設が、年末の完成に向けて進んでいる。世界的な建築家、ザハ・ハディドさんが、台湾のダンスカンパニー「クラウドゲート」(雲門舞集)のダンスからインスピレーションを受けてデザインした。「曲線の女王」と呼ばれるザハさんの設計は、その特殊さから建設の難易度が高くなることでも知られる。現場でプロジェクトに携わるペリー・ジャパンの平澤純さんも、工事の難しさを語った。
20日までに建設現場が報道陣向けに公開された。現場では夕方になっても工事が行われていた。
平澤さんは、プロジェクトに関われて光栄だと言及。どの部分が難しかったかと問われると、全てだと即答し、通常の橋の建設は進むにつれて慣れてくるが、淡江大橋は最初から最後まで簡単な部分はないと話した。
橋は2016年に亡くなったザハさんの遺作となった。供用開始は来年3月を予定しており、同市淡水区と八里区間の陸路での移動距離が約15キロ、所要時間が約25分短縮される。