(台北中央社)衛生福利部(保健省)国民健康署が19日に公表した2022年のがん登録の集計結果によると、台湾では4分2秒に1人ががんと診断された計算になることが分かった。新規の患者は男女合わせて13万293人で、部位別で最も多かったのは2年連続で肺がんだった。
新規患者は21年より8531人増えた。同署は新型コロナウイルス流行当初の20~21年に受診控えがあった関係で、22年に検診を受ける人が増加したためだと推測している。
肺がんに次いで新規患者が多かったのは大腸がんで、女性の乳がん、肝臓がん、前立腺がん、口腔がんと続いた。男女別では男性が大腸がん、肺がん、前立腺がんの順、女性は乳がん、肺がん、大腸がんの順に多かった。
罹患(りかん)年齢の中央値は64歳で、21年と変わらなかった。