(花蓮中央社)東部・花蓮県の農業部(農業省)林業・自然保育署花蓮分署は7日、先月から同県卓渓郷にある5カ所の養鶏場に出没したタイワンツキノワグマを捕獲したと発表した。現在クマは野生動物専門の病院で検査を受けており、今後専門家の意見を集め、野生に返すことが適切かどうか検討するとしている。
クマは卓渓郷の平地に近い海抜200~500メートル地点の鶏舎に出没し、ニワトリ約400羽が被害を受けた。
同分署はクマの捕獲を決定。同分署の職員や地元団体のメンバーら延べ41人が出動して捜索を行い、7日早朝に体重125キロのクマを捕獲した。同署が特定のタイワンツキノワグマを捕獲したのは今回が初めて。
捕獲の際、クマにけがはなかったとしている。