(台北中央社)17日午後、台北市内湖区の東湖市場で、乗用車が別の乗用車やオートバイと衝突した後、道路に面した飲食店に突っ込み、客ら3人が死亡、飲食店店員2人がけがをした。警察は、無免許で乗用車を運転していた15歳の少年を過失致死の疑いで取り調べている。
警察や消防によれば、死亡したのは、オートバイを運転していた男性1人と飲食店の客男女2人。現場近くの監視カメラには、乗用車が左右に蛇行して別の乗用車に衝突した後、飲食店に突っ込む様子が記録されていた。
警察は、乗用車はスピードを出し過ぎ制御を失ったことが原因とみている。また少年からはアルコールや薬物の成分は検出されなかったとしている。
乗用車は少年の祖父が所有していた。少年はこの祖父が出国したことを知り、鍵を手にした後、北部・新北市汐止区の駐車場から東湖まで運転し、同級生に会おうとしたとみられる。
また少年の父親は被害者の遺族に謝罪する言葉を述べたとしている。
少年は警察での取り調べを受けた後、身柄を台湾士林地方法院(地裁)に移して引き続き取り調べを受ける見通し。