(花蓮中央社)塗装ボランティアを通じた社会貢献に取り組む日本の非営利団体(NPO)「塗魂ペインターズ」が、今年4月に台湾東部海域で起きた地震で被災した東部・花蓮県秀林郷の小学校や中学校で外壁などの塗装を無償で行うことになった。関係者によると、来春の作業実施を予定しているという。
県内ではさまざまな団体などによって被災した施設の修繕が進められている。塗魂ペインターズによる支援は、福岡県豊前市の台北連絡事務所や同市の後藤元秀市長などの働きかけで決まった。
秀林郷の児童養護施設で14日に行われた関連の記者会見に出席した後藤市長は、日本人は2011年に起きた東日本大震災での台湾からの支援を忘れていないとした上で、台湾の助けになりたいと語った。
連絡事務所の関係者によれば、この日は塗魂ペインターズの関係者が支援対象の学校を視察した。来年2~3月にも作業に取りかかるという。