(嘉義中央社)南部・嘉義県新港郷の葉孟竜(ようもうりゅう)郷長や郷公所(役場)職員らは28日、同郷の友好都市、岐阜県飛騨市にある道の駅「宙ドーム・神岡」で、酒やごま油で鶏肉などを煮込んだスープ「麻油鶏」を来訪者に振る舞い、同郷の特産品である黒ごま油をPRした。
同郷公所が29日、報道資料で知らせた。麻油鶏は提供開始前から香りを嗅ぎつけた人々が列をなし、200食が1時間足らずでなくなったという。訪問団はこのほか、28日に市内で開催された「きつね火まつり」にも参加した。
新港郷と飛騨市は1994年から交流があり、2017年に友好都市提携を結んだ。葉氏は、飛騨市役所や同市観光協会が今年7月の台風3号で被害を受けた同郷のために寄付を呼びかけ、今回の訪問で都竹淳也市長から義援金を受け取ったとし、友好の手を差し伸べてくれた飛騨市民らに対して非常に感謝しているとした。