(嘉義中央社)南部・嘉義県の翁章梁(おうしょうりょう)県長は9日、山口県防府市の市立国府中学校を訪問し、同校で給食として提供された嘉義県産パイナップルを生徒らと机を並べて味わった。生産者の陳映延さんも同行し、パイナップルの生育特性や栄養価などを生徒に紹介した。
防府市内の小中学校15校ではこの日、嘉義県産パイナップルと、台湾グルメとして知られるルーロー飯を給食向けにアレンジした料理などが提供された。嘉義県の報道資料によれば、翁氏は生徒らに嘉義の優れた果物を紹介するだけでなく、一緒に甘く幸せな味わいのパイナップルを食べることで、台湾の農産品の卓越した栽培技術や農業の精神を知ってもらえると話した。
翁氏はこのほか、嘉義産パイナップルを販売する防府市内のスーパーを視察し、買い物客にPR。また防府市役所を訪問し、同市の池田豊市長とも面会した。
報道資料で翁氏は、今年に入ってすでに650トン以上の嘉義県産パイナップルが日本に輸出されていると説明。「金鑽」や「蜜梨」、「牛奶(ミルク)」など、さまざまな品種のパイナップルを半年近い期間にわたり日本に輸出できるとした。