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2・28事件77年を前に台北でデモ 新国会に移行期正義の充実など訴える/台湾

2024/02/25 16:42
デモ行進「228.0記念行動」の参加者たち=24日、台北市で翁睿坤撮影
デモ行進「228.0記念行動」の参加者たち=24日、台北市で翁睿坤撮影

(台北中央社)当時の国民党政権が市民を弾圧した1947年の「2・28事件」から28日で77年を迎えるのを前に、台北市内で24日、デモ行進「228.0記念行動」が行われた。700人以上が参加した。主催者は、行政院(内閣)や1月13日に改選された立法院(国会)に対し、政府が進める移行期正義に関する法律の制定時期を具体的に示すよう呼びかけた。

複数の民間団体が共同で主催した。主催者によれば、活動は87年に人権派弁護士の李勝雄氏や民主運動家の鄭南榕氏らが行ったデモ行進を復刻したもので、今回で8回目。

今年のテーマは「誠実な歴史、健康的な国家」。デモ行進に参加した鄭氏の長女、鄭竹梅氏は、このテーマを通じて移行期正義関連の法制プロジェクトの継続や加害者の識別と責任追及に関する法律制定に向けた動きの加速などを訴えると語った。

デモ行進の終着点、行政院前では、参加者が事件当時の国民党トップ、蒋介石元総統を顕彰する施設の中正記念堂の廃止を求め「台湾に独裁者の記念堂は要らない」とのプラカードを掲げた。

(温貴香/編集:田中宏樹)

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