(台北中央社)交通部(交通省)民用航空局は18日、海外の航空機に対して徴収する上空通過サービス料を値上げする方針を示した。新型コロナウイルスの流行や設備更新によるコスト増加が背景にあるとしている。
台湾では、管轄する台北飛行情報区(FIR)を通過する海外の航空機に上空通過サービス料の支払いを課している。通過回数に基づいて徴収しており、現在の料金は1機につき1万台湾元(約4万8千円)で、金額は約17年間据え置かれている。同局によれば2019年の徴収総額は24億元(約115億円)を超え過去最高だったものの、新型コロナウイルスや設備更新、サービス品質向上などの影響で、赤字が続いているという。
同局は、引き上げ幅については現在評価中だと説明。今後、説明会を開き、各方面からの意見を集めるとしている。