(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は26日、日本から輸入したイチゴ2ロットが水際検査で不合格になったと発表した。いずれも残留農薬の規定に違反していた。同署は日本から輸入されたイチゴに対し、全ロット検査を来年4月末まで継続する方針を示した。
不合格になったのは、福岡産59.4キロと栃木産168キロ。福岡産からは基準値を上回る殺虫剤アセタミプリドと、イチゴへの使用が認められていないアセキノシルヒドロキシが、栃木産からは基準値を超える殺虫剤フロニカミドがそれぞれ検出された。
日本産イチゴを巡っては2022年以降、水際検査で不合格になる割合が高くなっており、同署は検査を強化している。同署の統計によれば、今年に入ってから今月26日までに不合格になった日本産イチゴは28件に上っている。
不合格品は全て廃棄または積み戻しされる。