(台北中央社)台北市の台北ドーム(台北大巨蛋)で4日、野球アジア選手権の試合中に天井から水が落ちてくるトラブルが発生した。同ドームでは3日に初の公式試合が行われたばかり。同ドームを管理、運営する遠雄グループは、安全性や同選手権開催への影響はないと説明している。
4日午後、フィリピン対タイの試合中、来場者が天井から水が垂れているのを発見。撮影した動画をインターネット上に投稿した。
同日の同市議会で、国民党の李柏毅市議がこの現象について質問。遠雄グループの担当者は、同ドームは使用許可を得たばかりで、同選手権開催のために屋内の設備工事を連日進めていたと説明。施工過程で配管の接合の不備によって隙間が生じたことが原因になったとし、今後、全面的に点検を進め、改善を行うと述べた。
同市の蒋万安(しょうばんあん)市長は状況を把握しているとした上で、速やかに対応することを約束するとした。
同ドームでは4日夜、日本対パキスタン戦が行われる。