(台北中央社)漫画の祭典「第22回漫画博覧会」が27日、台北市の台北世界貿易センター1館で開幕した。台風5号の影響で雨に見舞われる中、開場前から場外には1万人を超える漫画ファンが列を作り、「傘の海」の光景が織りなされた。
主催する中華動漫出版同業協進会によれば、今年は1200ブース、125の業者が出展。31日までの会期中、56回のサイン会や20のステージも予定されている。
開幕記者会見に出席した蒋万安(しょうばんあん)台北市長は、漫画博覧会は台湾の漫画・アニメ産業において重要なイベントの一つだとし、今年の来場者数が新型コロナウイルス前の50万人の水準を超えることは「間違いないだろう」と自信を見せた。
5日間の来場者は延べ60万人、売上高は3億台湾元(約13億4400万円)に上る見通しだという。
記者会見にはジャニーズの7人組、Travis Japanも出席。協進会のマスコットキャラクター「漫宝」と共に軽快なダンスを披露し、開幕を盛り上げた。