ネットに台湾で大地震予言する動画 気象局が一蹴「科学的根拠ない」

2021/08/11 12:29
ネットに台湾で大地震予言する動画 気象局が一蹴「科学的根拠ない」=資料写真
ネットに台湾で大地震予言する動画 気象局が一蹴「科学的根拠ない」=資料写真

(台北中央社)中央気象局は10日、インターネット上に東部・花蓮でマグニチュード(M)7.7の地震が起きると予言する動画が投稿されていることについて、「科学的な論述や資料の裏付けがなく、防災の観点を持ち合わせていない」とし、拡散したり情報操作を行ったりしないよう呼び掛けた。

動画は今年7月に投稿された。最近の地震の発生状況を根拠に、今月15日に地震が起きるとほのめかしていたという。

これに対し同局はフェイスブックで、台湾は、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境目に位置することから、地震が頻繁に起こると強調。最近10 年間の統計では、1日平均約100回の地震が観測されているとし、そのうちM4.0~5.0は2日余りに1回、M5.0~6.0は約2週間に1回発生しているという。

一方、M7.0以上の地震は1900年からの2020年までにわずか39回しか観測されておらず、その大半が1978 年以前に発生したもので、それより後では3回しか起きていないとし、サンプル数が少ないため、統計による分析は難しいと実情を明かした。

同局は地震の予測について、世界の国々と科学者が多くの人力と経費を投入して研究を行っているものの、現時点では予測技術は未熟であり、地震が発生する場所や時間、範囲、規模などを正確に予測することはできないと説明。現在は被害を抑えるのを目的に、震源から離れた地域の人々に対して強い揺れに備えるよう促す警報システムの普及に取り組んでいるとした。

(張雄風/編集:齊藤啓介)

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