(台北中央社)林佳竜外交部長(外相)は9日、外交部(外務省)の報道資料を通じ、日本が衆議院選挙を無事に終えたとして祝意を表明した。台湾と日本間の良好な関係に基づき、日本政府や与野党との実質的な連携を引き続き深化させたいとした上で、台日関係が相互補完性を持つ「全面的なパートナーシップ関係」に強化され、インド太平洋地域の平和、安定、繁栄を共に築いていくことに期待を寄せた。
同部は、高市早苗首相率いる自民党が単独で総定数465の「3分の2」を超える316議席を獲得するなど、歴史的な勝利を収めたことに言及。林部長は、高市首相や当選した親台湾派議員に祝電を送るよう、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の李逸洋(りいつよう)代表(大使に相当)に指示したとした。
李代表は8日深夜、フェイスブックを更新。自民党の大勝の原因の一つとして、高市首相の主張が人々の心を動かしたと分析した。また、台湾と日本の関係がより緊密で友好的なものとなり、特に経済、産業分野での協力がさらに進み、台日双方にとって互恵的な成果が創出されていくだろうとの見方を示した。
▽民進党と国民党も祝意表明 日本との関係深化に期待
与党・民進党も同日夜、報道資料で高市首相が率いる自民党への祝意を表明。高市首相の防衛力強化の方針や、故安倍晋三元首相が掲げた「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想を引き継いだことが台湾の人々から高い関心を集めたと指摘した。
また、台湾と日本は急速に変化する地域情勢に直面する民主主義陣営として、理念と責任において高度に一致しているとした上で、各分野での協力関係を今後も深化させ、共に地域と世界の挑戦に立ち向かっていくことを願うとの姿勢を示した。
最大野党・国民党も同日、高市首相への祝意を示した上で、自民党との政党外交を通じ、両党間の信頼と友好関係を共に増進させていきたいとした。
第2野党・民衆党は、衆院選の結果について、日本国民が高市政権を支持したことの表れであり、民主政治の尊さを示すものでもあるとコメント。権力が国民によって与えられているという自覚の下、法に従って統治する姿勢こそが民主主義の要であると言及し、高市首相は今回の選挙で、民主主義国家のリーダーに求められる決断力と器量を示したと評価した。