(広島中央社)台北駐日経済文化代表処の李逸洋(りいつよう)代表(大使に相当)は6日、広島市の平和記念公園で開かれた平和記念式典に、台湾の代表として初めて参列した。会場では米国のジョージ・グラス駐日大使と握手してあいさつを交わす場面があった。
李代表は5日午後、原爆死没者慰霊碑を訪れて献花し、犠牲者への哀悼と平和への祈りをささげた。
広島市はこれまで各国・地域の代表を式典に「招待」していたが、今年から「通知」する形式に変更。今年は過去最多となる120カ国・地域と欧州連合(EU)代表部が参列した。台湾とパレスチナなどが初参列した一方、ロシアや中国、パキスタン、北朝鮮などは欠席した。