(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は3日、中華民国(台湾)と外交関係を有する太平洋の島国マーシャル諸島のハイネ大統領と台北市の総統府で会談した。台湾として民主主義や平和、繁栄の三つの柱でマーシャル諸島や理念の近い国々と引き続き協力し、パートナー関係を深化させていくと強調した。
昨年12月にマーシャル諸島を訪問した頼総統は、医療や農業、教育などいずれの分野の交流においても、両国の人々の友情を深く感じたと述べ、両国の友好関係を強調。また、マーシャル諸島の議会が近年、台湾の国際参加を支持する決議を毎年採択し、ハイネ氏や各省の大臣らが国際社会の場で台湾を支持する発言をしていることに感謝した。
両氏はスポーツや教育、海運などの分野での協力拡大に関する複数の覚書の締結にも立ち会った。
総統府前広場ではこの日、歓迎式典が行われ、軍の儀仗隊による栄誉礼でハイネ氏を出迎えた。