(台北中央社)世界保健機関(WHO)総会がスイス・ジュネーブで現地時間19日に開幕するのに当たり、日本や英国など8カ国の対台湾窓口機関は19日、共同で報道資料を発表し、台湾の「WHOへの意味ある参加」と「WHO総会へのオブザーバー参加」に対する支持を表明した。
報道資料を発表したのは日本と英国の他、オーストラリア、カナダ、チェコ、フランス、ドイツ、リトアニアの窓口機関。「台湾の公衆衛生に関する専門知識、民主的な統治、高度な技術など、台湾の独特な能力と手法は、WHO総会の議論に重要な価値をもたらすもの」だとし、総会から台湾が排除されるのは「全く正当化されない」とした。
台湾は2009年から16年までオブザーバーとしてWHO総会に参加していたが、17年以降は中国の反対で招かれておらず、今年も依然として招待状が届いていない。政府は現地に邱泰源(きゅうたいげん)衛生福利部長(保健相)が率いる代表団を派遣している。