(ジュネーブ中央社)世界保健機関(WHO)総会がスイス・ジュネーブで19日に開幕するのを前に、台湾代表団は18日、現地で外交レセプションを開き、台湾のWHO総会参加を訴えた。中華民国(台湾)と外交関係を持つ国のうち、バチカンを除く11カ国の代表が出席し、国際機関への台湾の参加に支持を表明した。
台湾は8年連続でWHO総会に招かれておらず、今年も依然として招待状が届いていない。
カリブ海の島国ハイチの代表はあいさつで、台湾との友情が半世紀を超えたことに言及。双方の関係が長年、多くの状況下で、互いの団結によって一層強固なものとなっていると強調した。
太平洋の島国パラオの代表は、健康面でのインフラ建設に対する台湾からの協力に感謝を表明。「台湾もいつかWHO総会で一席の地位を持てるよう、毎年の総会でできる限りのことをする」と述べた。
ハイチとカリブ海の島国セントルシアは中国が13日に北京で開いたイベントに出席していたことが一部の海外メディアで報じられていたが、いずれも台湾代表団のレセプションに出席した。