(台北中央社)台湾グルメを題材にしたドキュメンタリー番組が、ライフスタイルに関する番組やドラマ、映画を表彰する国際的な賞「ザ・テイスト・アワード」で二つの賞を受賞した。外交部(外務省)が2023年に世界最大級のドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」と共同で制作した。同部は、今回の受賞は番組が国際的なチャンネルを通じて台湾の多様な姿を世界に紹介し、良好なPR効果を得られただけでなく、世界のコミュニケーション業界から高く評価されたことの表れだとアピールした。
受賞したのは「Food Masters: Taste of Taiwan」。台湾の有名レストランを巡り、著名な料理人や専門家との対話を通じて台湾の味を探った。授賞式は先月10日に米ロサンゼルスのビバリーヒルズで行われ、「最優秀非英語番組・ドラマ・映画賞」と「最優秀アジア番組賞」に選ばれた。同番組はすでにディスカバリーチャンネル台湾の公式ユーチューブで公開されている。
外交部は2011年からディスカバリーチャンネルと協力し、台湾を世界に紹介するドキュメンタリー番組を制作している。昨年度は台湾のAI(人工知能)をテーマにした番組を制作した。台湾では来月9日に放送され、同22日以降には日本や韓国などアジアの20カ国でも順次放送される予定。
外交部は今年度の番組制作については、メディア政策やPRに関連する予算が削減されたため、計画に影響が出る見通しだと明らかにした。
同アワードでは、文化部(文化省)が立ち上げた海外向け動画配信プラットフォーム「TaiwanPlus」(台湾プラス)制作の番組「Taiwan on the Rocks」も最優秀アジア番組賞を受賞した。