(台北中央社)台湾が米国から調達する新型戦闘機「F16V」(ブロック70)の1号機の引き渡し式が28日、米防衛大手ロッキード・マーチンの工場で行われた。ウィリアム・ティモンズ米下院議員(共和党)がX(旧ツイッター)に投稿した写真によると、国防部(国防省)の柏鴻輝(はくこうき)副部長(副大臣)や兪大㵢(ゆだいらい)駐米代表(大使に相当)が立ち会ったとみられる。
台湾の戦闘機の性能増強や増備を巡っては、主力戦闘機「F16A/B」140機を高性能のF16V(ブロック20)へ改修する作業が2023年に完了した他、新造のF16Vを66機購入することが決まっている。空軍司令部計画処長の江元琦少将は25日の国防部定例会見で、今週にも引き渡し式が行われることと、26年までに全機の引き渡しが完了する予定であることを明かしていた。
ティモンズ議員は、F16のグローバルホームとして台湾の防空能力を支援できることを誇りに思うと語っている。