(台北中央社)米ブルームバーグ通信は6日、頼清徳(らいせいとく)総統が米大統領選で当選したトランプ前大統領との電話会談を検討していると報じた。これに対し総統府は7日、すでに駐米国台北経済文化代表処(大使館に相当)を通じて祝福の書簡を送ったとし、電話会談は求めていないと説明した。
トランプ氏が2016年の大統領選で当選した際には、選挙の約1カ月後に当時の蔡英文(さいえいぶん)総統が電話会談を行っていた。報道では、すぐに実現する可能性は低いとする消息筋の話や、トランプ氏が会談に応じるかは不明だとする別の人物の見方を伝えている。
総統府の郭雅慧(かくがけい)報道官は、関連の報道は事実とは異なると強調。頼総統はトランプ氏と副大統領に就任するバンス氏を祝福した他、台米の緊密なパートナー関係の基礎の上で、トランプ政権との協力がより強化されることを期待していることを伝えたと述べた。