台北市内湖区役所は6日、ごみ収集と資源回収のスマート機器を9月から区内5カ所の公園に設置し、運用を行っていると紹介した。24時間いつでも利用でき利便性が高いほか、ごみの削減を促す工夫もあるという。
台北市では衛生面などを理由に、市民がごみを捨てる際には決められた場所に来る収集車に直接捨てるか、市内に30カ所ある収集所に持ち込む必要がある。収集車が来る時間に合わせてごみ袋を持った人々が続々と集まってくるのは、台湾ではおなじみの光景となっている。
スマート機器は一般ごみ用と資源回収用に分かれている。一般ごみは、200グラムまでは3台湾元(約15円)、500グラムまでは8元(約40円)など重さに応じた料金を支払う必要がある。一方で資源回収は、ペットボトル15本で1元(約5円)、缶10個で1元などのキャッシュバックが受けられるという。
同区の郭素蓉副区長は中央社の取材に対し、他の区への設置を提言する市議もいると説明。費用を使用者負担とすることで、ごみの排出量削減にもつながると話した。