(台北中央社)国軍の定例軍事演習「漢光40号」は7月22~26日に実動演習を実施する。今回は離島では実弾を用いるものの、本島では実弾を伴わない方式が採用される。これについて国防部(国防省)の梅家樹(ばいかじゅ)参謀総長は26日、今年の演習の主な目標は本島の作戦環境や作戦計画を熟知させることにあると説明した。
立法院(国会)外交・国防委員会での答弁。野党・国民党の立法委員(国会議員)から、本島で実弾を用いない理由を聞かれた。
梅氏は、今回の演習は諸兵科連合を編成する旅団などの戦術単位が指揮部から与えられた想定とその場の状況に応じて行動できるようにすることが目的だと説明。火砲の安全管理を行わなかった場合、臨機の方式では安全面での懸念が生じる可能性がある上に、今回の作戦計画は敵の脅迫を背景に大きく調整したことから、今年の訓練は本島の作戦環境や作戦計画を熟知させることを目標にしていると述べた。