(台北中央社)空軍は20日早朝、人民解放軍の台湾侵攻を想定した「全体防空作戦計画演習」を実施。敵が重要拠点を攻撃する状況をシミュレーションした。軍によれば、陸海空軍の部隊は指令を受け、統合防衛作戦を展開した。
演習は四半期ごとに行われるもので、重要拠点の防衛における軍の戦力を見直し、強化する狙いがある。
民間機への影響を避けるため、演習は午前5時から同7時にかけて実施された。人民解放軍を想定した航空戦力が予告なく台北市周辺の上空を飛行し、3軍や防空部隊の反応を検証した。演習には「経国号」や「ミラージュ2000-5」、「F16V」の主力戦闘機3機種に加え、C130H輸送機、攻撃ヘリコプターAH64E「アパッチ」などが参加した。