(台北中央社)唐鳳(オードリー・タン)数位発展部長(デジタル発展相)は7日、訪台した小池百合子東京都知事と面会し、デジタル協力の強化やデジタルトランスフォーメーション(DX)、産業交流などについて意見交換した。ITの専門家らが短期間でアプリやサービスなどの開発を競うイベント「総統杯ハッカソン」での東京都とのさらなる協力にも期待を寄せた。
同部が発表した報道資料によると、唐氏は台湾のDXについて、デジタルサービスを発展させる政府のパワー向上のため、国際協力や市民の参加を重視していると説明。2019年から開催している総統杯ハッカソンでは昨年都知事杯オープンデータ・ハッカソンと宣伝面で協力したとし、今年は協力を通じてさらに参加チーム数を増やし、より多くクリエーティブを生み出したいと語ったという。
また第5世代(5G)移動通信システムを応用して企業や自治体などが専用のネットワークを構築するプライベート5Gを推進し台日のデジタル産業協力を促すため、担当者らが訪日してさまざまなイベントに参加していることに言及。日本と台湾は「デジ道」の理念を共有しているとした上で、日本や東京都とのさらなる交流や協力を望むとした。