(台北中央社)中米ホンジュラスの選挙管理当局は24日、11月30日に投開票された大統領選でナスリ・アスフラ氏が当選したと発表した。アスフラ氏は選挙期間中、2023年に断交した中華民国(台湾)との国交回復を唱えていた。外交部(外務省)は25日、中央社の取材に対し、ホンジュラスの国民が民主主義の仕組みを通じて選出した新たなリーダーを尊重すると述べた。
アスフラ氏は野党の国民党所属の67歳。選挙前にはホンジュラスについて、台湾と外交関係があった時の方が「今の百倍ましだった」と話していた。
来年1月27日に就任する予定で、任期は4年。
外交部は、当選者が人民本位とし、ホンジュラス国民の利益を起点として新しい政治を進めていくよう呼びかけた。
また「メディアが関心を寄せているその他の事項」については、外交部は開かれた実務的な立場を一貫して取り続けていると説明した上で、現時点で他にコメントできることはないとした。