(金門中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は22日、離島・金門周辺海域で中国海警船による干渉が常態化しているとの見解を示した。両岸(台湾と中国)の雰囲気に影響を及ぼし、地域の平和と安定を破壊していると強調し、海警船の動向を厳密に監視し、先手を打って巡視船を配備するとした。
金門周辺海域では18日と22日に海警船の編隊が確認された。22日には4隻が、中国船が未許可で進入するのを禁じる「制限水域」に進入し、海巡署はあらかじめ配備していた4隻の巡視艇で一対一の体制で監視を行うと同時に、無線を通じて即時退去を求めた。海警船は約2時間後に制限水域から出た。
海巡署は海警船による干渉について、何かあれば直ちに監視、退去措置を講じ、法執行の場面を公開して中国海警局の虚偽の情報を打ち破ると説明。国家主権を守り、人々の心と士気を安定させる立場を示した。