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日本の新駐台代表、台湾のTPP加入巡り「引き続き協力する」

2023/12/14 18:30
自身の着任レセプションであいさつする日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表
自身の着任レセプションであいさつする日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表

(台北中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(大使に相当)は14日、台北市内のホテルで開かれた自身の着任レセプションで、台湾が環太平洋経済連携協定(TPP)への加入申請をしたことについて、日本政府は歓迎しているとし、引き続き台湾と協力する方針を示した。

片山氏は先月に着任。レセプションには台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全(そかぜん)会長や鄭文燦(ていぶんさん)行政院副院長(副首相)らが出席した。

片山氏は「大家好(ダーゲーホー/皆さんこんにちは)」と台湾語であいさつし、台湾と日本は自由、民主主義、基本的人権の尊重、法の支配といった価値を共有する極めて重要なパートナーだと強調。台湾海峡の平和と安定は、日本を含む国際社会の安定に不可欠であり、11月に行われた主要7カ国(G7)外相会合でも改めてその重要性が確認されたと語った。

また半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本に工場を建設していることに触れ、日台の産業協力のさらなる関係強化に取り組みたいとした。

蘇氏は、日本の「台湾ファン」を増やした上での訪台旅行の促進や台湾のTPP加入に向けた日本による支持に期待を示した。鄭氏は近年の台日関係の緊密さに言及し、台日間の産業協力のさらなる拡大を望むとした。

(齊藤啓介)

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