(ニューヨーク、台北中央社)米誌タイムが13日、「2023年 次世代の100人」を発表し、台湾から蒋万安(しょうばんあん)台北市長(44)が選ばれた。
蒋介石初代総統のひ孫に当たり、最大野党・国民党の「期待の星」と呼ばれる万安氏。政治大を卒業後、米ペンシルベニア大で法学の修士号と博士号を取得した。立法委員(国会議員)に2回当選した後、昨年11月の統一地方選で史上最年少で台北市長に当選した。
同誌は「蒋氏は野心的な都市開発計画に専念していると主張しているが、将来の総統候補として注目が高まっている」と指摘した。
蒋氏は14日、今回の選出について記者団にコメントを求められ「ありがとうございます。市長の役割を全うするだけです」と答えた。
「次世代の100人」の選出が行われるのは2019年が初めて。台湾の政界関係者からは蒋氏の他、2021年に国民党の江啓臣(こうけいしん)立法委員(国会議員)が、22年には民進党の呉怡農(ごいのう)氏が選ばれている。