(桃園空港中央社)来年1月に投開票される総統選に最大野党・国民党から出馬する侯友宜(こうゆうぎ)新北市長が14日午後、米国訪問に出発した。搭乗前に談話を発表し、民主主義と自由を守る信念や台湾海峡の平和を維持する決意を米側に理解してもらうと述べた。
侯氏事務所によると、8日間の日程でニューヨークやワシントン、サンフランシスコを訪れる。上下両院の議員や対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のローゼンバーガー理事長と面会するほか、ヘリテージ財団など複数のシンクタンクを訪問し、専門家らと意見交換する。シリコンバレーの企業関係者との座談会やブルームバーグのインタビューも予定されているという。
警察官僚出身で昨年の統一地方選で新北市長に再選された侯氏。5月中旬、総統選の党公認候補に選ばれ、7月下旬の党大会で正式指名された。同31日~8月2日に訪日し、自民党の麻生太郎副総裁らと会談した。