(台北中央社)台湾が米国から調達する戦闘機F16V(ブロック70)の納入予定が延期されたことについて、邱国正(きゅうこくせい)国防部長(国防相)は25日、遅延の主な原因は米国側が飛行制御ソフトウエアを修正、改善していることにあると説明し、2026年までに66機全機の引き渡しを完了させる当初の予定に「変更はない」と述べた。
国防部(国防省)は3日、第1陣の工場出荷が当初予定していた今年第4四半期(10~12月)から来年第3四半期(7~9月)に変更されるとの通知が米国側から入ったと明らかにしていた。米ブルームバーグの24日付の報道によれば、米空軍は納入に関し、「複雑な開発上の挑戦」に直面したことによって米国と台湾、F16Vを供給するロッキード・マーティン社の3者は遅れを改善させるために積極的に努力しているとの声明を出した。
邱氏は立法院(国会)で報道陣の取材に応じた。納入延期の状況が生じた際、国防部は即座に米国と協議を行ったとし、現時点で意思疎通は順調に行われていると強調した。