(台北中央社)新型コロナウイルスの感染症に関する法令上の分類が5月1日、新興感染症とされる「第5類」から既知の感染症の「第4類」に移行される。コロナ対策を担う中央感染症指揮センターが25日発表した。
台湾の感染症法では感染症を致死率や発生率、伝播速度などリスクの程度によって分類しており、第4類にはインフルエンザなどが含まれる。
陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)が25日、分類の移行を認めた。同センターとの会議後に報道陣の取材に応じ、新型コロナの流行以来、感染対策の第一線で尽力してきた人々や全国民に感謝すると述べた。
分類の移行に伴い、中央感染症指揮センターは解散する。感染状況の説明などのために開かれてきた記者会見は今月27日で最後となる。
同センターは2020年1月20日に設置された。翌21日には台湾で初めて新型コロナの感染者が確認された。