(東京中央社)台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は30日までに、台湾と日本は運命共同体であるだけでなく、「平和共同体」だと述べ、世界の平和を守るために日本がリーダーシップを発揮することに期待を寄せた。
インターネット政治番組「Taiwan Voice」のインタビューで述べた。
台日関係について、日本は国防などの力を強化させる必要がある他、平和を諦めてはならないと言及。「平和こそが国際社会の核心的利益」とした上で、日本が憲法で平和主義を掲げ、唯一の被爆国であることにも触れ、「リーダーの役割を担い、全世界の平和を守る資格が最もある」との考えを示した。また、日本には国連安全保障理事会の常任理事国になる可能性が大いにあるとし、東南アジア諸国や多くの国家が日本にリーダーシップの発揮を期待しており、日本はもっと自信を持つべきだと述べた。
さらに、「力のない平和主義は悲劇」だと指摘。平和を守る人は団結すべきであり、国際社会の力を集めて制裁を下すことで力が生まれると強調した。
Taiwan Voiceは、医師でシンクタンク「日米台関係研究所」の理事を務める林建良氏と国際政治学者の藤井厳喜氏が台湾の視点から国際情勢を分析・解説する番組。謝代表は両氏と約2時間にわたり対談した。