(台北中央社)行政院長(首相)に就任予定の陳建仁(ちんけんじん)前副総統は29日、新内閣の人事について呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)、邱国正(きゅうこくせい)国防部長(国防相)、対中政策を担う大陸委員会の邱太三(きゅうたいさん)主任委員の留任を決めたと明らかにした。
行政院(内閣)報道官に内定している陳宗彦(ちんそうげん)氏によれば、外交、国防、両岸(台湾と中国)を担う閣僚について、蔡英文(さいえいぶん)総統と陳氏は十分な話し合いを行った上で決定した。関連業務を安定させ、早期に軌道に乗せるための人選だという。
与党・民進党は昨年11月末の統一地方選挙で大敗し、これを受け蘇貞昌(そていしょう)行政院長が辞意を表明。蔡総統は今月27日、新行政院長に陳建仁氏を起用をすると正式に発表した。
現内閣は30日に総辞職し、新内閣が31日に発足する。